ミニアルバム「いざよい」リリース記念

りさボルト&Hys × 井上創&伊藤由岐 赤裸々座談会

​その1

――まずは、りさボルト&Hysが伊藤さん、井上さんと出会った経緯について教えてください。

りさボルト 最初に出会ったのは由岐ちゃんで、イントッシュってバンドをやっていたときにライブを見に来ていて、突然“写真を撮らせてほしい”って言ってくれて。自分はめちゃくちゃメンドくさいタイプだから、楽しく写真をやるのはいいけどそれに巻き込まれたくないって感じがあって(笑)。

一同 爆笑

りさボルト だから、“ぜひお願いします”とは言ったけど“やれるならやってみろよ”って感じだったんです。そうしたら、そのあと本当に撮りに来てくれて。そこから、こっちから依頼するようになりました。由岐ちゃんがまだ大学生のときだよね?

伊藤 うん。

Hys クリスマスのときだったよね? 2015年だったかもしれない。そのあとに私がイントッシュに加入して、撮りに来てくれたのが2016年のライブ。

りさボルト そうだね。横浜Baysisだっけ?

伊藤 あぁ、Baysis! ライブ中に(Hysが)ビール飲んでる!って思った。

りさボルト 飲んでた(笑)! しかも、酒飲んでるときに超いい写真が撮れてたよね!?

Hys 私がビールを一気飲みしてから、バン!とソロに入って。

伊藤 カッコいい(笑)。

りさボルト それが3~4年前くらいですかね。

 

――伊藤さんが“写真を撮りたい”と思ったのは、どんなところに惹かれて?

伊藤 熊谷モルタルレコードのTwitterで、“熊谷発のイントッシュ”って紹介しているツイートがあって。私も埼玉県出身なので、“熊谷からバンドが出てるんだ!”と思って、YouTubeで動画を見たりしてカッコいいなと思ったんです。直近のライブがワンマンだったんですけど、ライブを見て“これは撮りたい!”と思って、終演後に物販で声をかけました。

りさボルト 超覚えてる(笑)。

 

――意を決して話しかけたのに、りさボルトさんはバチバチな感じで(笑)。

りさボルト いやいや、そのときは愛想よくしてたよね!? すごくニコニコして“ぜひぜひ”って。でも内心は、ね(笑)。今だったら“巻き込まれたくない”って言うのもわかるでしょ?

伊藤 (苦笑)

りさボルト 押しつけ(笑)。

 

――井上さんとの出会いは?

Hys 私と創さんはもともと古い付き合いで、でも別の形で出会っていて。

りさボルト お互いミュージシャンで。

Hys 知り合ってはいたけど正直、関わりはなかったんです。月日が経って、私も当時のバンドじゃなくて今の形で活動するようになってから、先輩のバンドの撮影をやってる人として紹介してもらって、それがたまたま創さんでした。

りさボルト たまたま創さんが撮影していたバンドと共演して、自分らもそのバンドと仲が良かったら、紹介してもらってって感じでしたね。

Hys 映像を撮ってくれる人がいなかったので、“良かったら一緒にやってほしい”って話をして。

井上 です!!

 

――井上さんと伊藤さんは、以前から関わりはあったんですか?

井上 ライブハウスでは会うけど、チームメイト的な感じで一緒にやっていたわけじゃなくて。『いざよい』で、りさボルト&Hys(のチーム)として一緒にやることが増えました。

りさボルト 下北沢SHELTERのワンマンが2人の初めましてだったかな?

井上 かな。

Hys ライブDVDを出すために映像で入ってもらって、写真を残すために由岐ちゃんにも入ってもらって。去年の11月だね。

井上 由岐ちゃんと会話していると、言葉の選択肢が面白いなって(笑)。

 

――今回の「真夏のドキドキ座談会」というタイトルも、伊藤さん発案ですからね(笑)。

りさボルト (ホワイトボードに)書くときに迷いがなかった(笑)。瞬発力があるよね。

 

――座談会が始まる前から4人の雰囲気がすごく良かったので、長い付き合いなのかなと思っていました。

Hys 5月の《武蔵野音楽祭》のときに、ミュージックビデオの素材を撮影するために映像と撮影に入ってもらって、そこで2人はけっこう喋ってたよね? 私達の知らないところで(笑)。

りさボルト 搬出してる間とかね。

伊藤 2人が戻ってくるのを待ってて。今日で会うの3回目とかですよね。

井上 僕自身、人見知りしなかったり、年齢差に対して何も思わないので、ガンガン話しかけちゃうんですよね。

りさボルト ほかの3人は人見知りチームです(笑)。創さんがいるから成り立ってる(笑)。

 

――伊藤さんは、りさボルト&Hysのアーティスト写真を何度か撮っているんですよね?

りさボルト りさボルト&Hysになってからは全部、由岐ちゃんに撮影してもらっていますね。ライブ写真とか、大事な写真は。アー写は今回が3枚目で。

 

――伊藤さんが撮る写真は、どれも2人の“素”が出ているなと感じるのですが、写真を撮るときに意識していることは?

伊藤 特に2人を撮るときは、ライブの勢い。ガッて来るようなライブをするので、ほわっ~としないように、とにかくカッコいい瞬間を切り取れるようにと思ってやっています。

 

――そうなると、撮る側も感覚を研ぎ澄まさないといけない。

伊藤 そうですね。2人が来るタイミングでシャッターを切るのが1秒でも遅れたら、もう違うなってときがけっこうあって。

 

――アグレッシブなライブをするから捉えるのが大変そう。

伊藤 そうです。どっちも動く(笑)。

りさボルト この前、由岐ちゃんが撮ってくれた写真で、初めて向かい合ってる写真があって。自分たちってライブ中、全然向き合わないんですよ。

Hys 目も合わせないし(笑)。

りさボルト 自分はHysのソロのときとかに、確認も含めてHysのほうを向くけど、Hysがこっちを向いて吹いてお互いが向かい合うことってなくて。だから5月3日の高円寺HIGHで撮ってくれた写真に向かい合っているのがあって、すげぇって思った。よく見てるなーと思って。

Hys 今のホームページのトップで使っているのが、そのときの写真。たぶん、ただ向かい合ったんじゃなくて、ガッて向き合った瞬間だよね。

伊藤 うん、ホントに一瞬(笑)。

りさボルト 一瞬の出来事だったんだなって。

井上 『SLAM DUNK』みたい。

りさボルト (ハイタッチする動き)※註:『SLAM DUNK』ではハイタッチのシーンがいくつか存在する

Hys 例えが(笑)。

 

――『いざよい』の最新ビジュアルの撮影は、福島県まで行ったんですよね。それは何かコンセプトがあって?

伊藤 “福島、行こうか”って…。

りさボルト “足湯、入りたいね!”って。

Hys “足湯で撮りたいね”って勢いで言って、“アー写を撮るだけのために福島…どうする…行っちゃうか!”って、3人でクルマに乗ってね。

りさボルト 外にある足湯が3箇所あったんですけど、どこがシチュエーション的に良いか2人で入って由岐ちゃんが構図を考えて撮ってくれて、一番ここが良かった。

Hys 熱すぎてあまり入れなくて。

りさボルト イメージとしてはもっとニコニコしているというか、穏やかに“足湯、気持ちいいー!”って感じだったんですけど、全然そんな風にいかなかった。もっと穏やかな表情の写真もあったんだけど、面白くなかったんだよね(笑)。

 

――でも、本当にいい写真です。

Hys パーッと撮影して“じゃあ飲みに行くか!”って。飯坂温泉で自分らがすごく好きな、ラーメンとかを置いている居酒屋があって、そこに由岐ちゃんを連れて行って。

りさボルト アー写の撮影、いつも一瞬だよね。

Hys そうそう。前の写真は大山(東京都)の飲み屋で撮っていて、(撮影時間)30分くらいかな。

りさボルト 夕方の写真がよかったから時間もタイトだったんですけど。自分らはただ楽しく飲んで、それを由岐ちゃんが撮ってくれて。“これ、いいじゃん! さぁ、飲もう!”って感じでした(笑)。

伊藤 通行人も多くて“なんで飲んでる人を撮ってるんだろう”って感じで見られて。

りさボルト ね(笑)。この写真も評判がよかった。

Hys 私もすごく好き。

 

――これは本当にお酒を飲んでる場面なんですね。

Hys そうです。私の好きな焼鳥屋さんで、“アー写を撮りたいんです”とお店の人に話したら“「アー写」ってなんですか?”って(笑)。

りさボルト そこから始まる(笑)。

Hys 私達は普通に注文して、普通にお酒を飲んでって感じでしたね。

りさボルト カッコつけるのがあまり似合ってないと思っていて、ステージでは出し切れない普段の自分たちをアー写では出したいなって。もしかしたら、アー写からはライブの感じは出にくいのかもしれないけど、もっと掘り下げたらこのまま。人間性的なところや鳴らしている音楽としては、この感じ。それを(表現できるよう)お願いできるのは由岐ちゃんしかいないと思っています。

Hys ガチガチでちゃんとした格好でスタジオで撮って…みたいなの、向いてないよね。

りさボルト …うん。向いてない(笑)。

取材・文:神保 未来

        COMING    SOON       

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